突然ですが、忘れないうちに
2008年秋のサルデーニャの旅の様子を
当時の日記、メモを元に、こちらにまとめる事にしました。
リアルタイムではないので、日にちが前後して読みづらいかと思いますが、
5泊6日のサルデーニャ、食にまつわるお話。
よかったらお立ち寄り下さいね~
回想記
2008年11月19日
シチリアのカターニャ発10時45分のエアワン航空に乗ってローマ経由で、
サルデーニャのオルビアには16時30分頃に着いた。
サルデーニャ在住の智子さんのコーディネートで
今日はコスタ・ズメラルダのポルト・ロトンドにあるB&Bに1泊するのだが、
空港から彼女の車で直行、荷物だけをを部屋に置き、
近くのマンマ・マフランカのお宅に急いだ。
彼女は買い出しに出かけていてまだ戻ってきていないとのことだったので、
部屋に掛けられている絵画を見ながら待っていると、
賑やかな声がした。
助手らしき女性と登場。
マンマ・フランカが今日のお料理の先生・・マンマというより
威勢の良い堂々としたマダムと呼んだ方が良いような印象・・・
マダムフランカと呼ぶことにしよう。
今日は彼女の友人もお招きしているとのことだったので、
挨拶もそこそこに、直ぐに料理に取り掛かった。
お料理はサルデーニャの伝統料理と彼女の創作料理の両方だった。
アンティパストは
☆生ハムとチーズとキャベツのオーブン焼き
1人分が1個まるごとのカマンベールに大きな生ハム2枚・・・量にびっくり。
これは簡単にできて、とても美味しかった。
手際良く、料理が出来上がっていった。
☆ヒメジのマリネ オレンジ風味
オレンジの香りが効いていて、甘めの味。
ちゃちゃとカルチョーフィを下処理する・・・
使い慣れた食材だけあって、下処理が速い!あっという間に終了。
水にレモンを入れてあく抜きと色止め。
☆たこのマリネとカルチョーフィのサラダ添え
このタコがとっても美味しかった!
下の写真はサメで作った伝統料理
☆ブリッダ
魚の臭みがなくて、オリーブオイルが効いていた。
サルデーニャ産の立派なからすみ。
フードプロセッサーにかけた。
しっとりしていて、香りも良い。
☆からすみのスパゲッティー
からすみの旨味と香りを存分に味わえた。
☆いかのリピエーノとズッキーニとミントのソテー
いかのリピエーノは思ったより淡泊な味だった。
ズッキーニは、ミントが効いていて美味しかった。
最後のドルチェは、
☆ヨーグルトのムース
甘さに安心する素朴な一皿、無意識にか・・・イタリア国旗色。
マダムフランカの友人2人は、日本の雑誌に載っていそうな?
ゴージャスイタリアンマダム。
お酌はソムリエの資格を持つマダムフランカの旦那さま。
美味しいサルデーニャ産白ワインのベルメンティーノを片手に、
エネルギッシュな雰囲気の夕食会だった。
食後酒はサルデーニャ特産のミルト酒で締めくくり・・
アルコール度数がかなり高そうだったので、私は、味見のための一口だけ。
マダムフランカのお料理はどれもとても美味しかった。
イタリアンマダムの健啖ぶり、尽きない会話のエネルギーにも
感心した一夜だった。
夜遅く部屋に戻って、倒れこむように熟睡。
眠るためだけのB&Bの部屋だったけれど、
ポップな色合いの部屋は清潔で快適だった。
# by isolala | 2010-01-09 23:59 | サルデーニャ州2008 | Trackback