カテゴリ:料理留学2007( 19 )

ルッカ 回想記  ジャンルーカ先生レッスン その1

回想記

2007年11月16日 金曜日

今日は予定されていたロランド先生が急用でいらっしゃれなくなり、
急遽、校長先生の授業になった。
生徒の希望を取り入れたメニュー構成を組み立ててくださった。
私とMさんが朝の買い出しに同行。
スーパーマーケット
魚のコーナー
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日本のように切り身や下処理済の魚はもちろんない。
お肉のコーナー
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ここでも塊肉で売っている。
チーズコーナー
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広いスペースをとっていて、需要の多さを感じる。
種類も多く、フレッシュチーズの鮮度が良くて、どれも美味しそう~
トスカーナ州のルッカはお肉やチーズが充実していると感じた・・・
買い出しは本当に楽しかった。
買い物から帰って、直ぐに今日の授業が始まった。

昼食に、ピエモンテ州の郷土料理である
☆バーニャ カウダ(Bagna cauda)
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まずはソースを作り、銘々の容器に分け、野菜とともに。
・カルドン
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他野菜(フィノッキオ、セロリ、ピーマンなど)
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☆トマトソースのタリオリーニ(Tagliolini al pomodoro)

今日のトマトソースの作り方は、野菜を炒めずに最初から
材料すべてをいっしょに煮込んで作るトマトソースを作った。
別名ポマローラソースとも言う。
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☆ストラッキーノチーズのフォカッチャ(Focaccia con stracchino)
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生地にチーズを挟んで焼く。あまり膨らませず、ピッツァに
チーズだけ、挟んで焼く様な作り方をする。
チーズがきちんとおさまって、食べやすく美味しい。


☆子豚のオーブン焼き ポテト添え(Porchetta con patate al forno)
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☆カンノーリ シチリア風(Cannoli alla siciliana)
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昼食の後片付けをして部屋でちょっと休憩して、イタリア語講習を受けた。
今日はロビーの隅で、3名とルカ先生(40代?の真面目で優しい先生)で行なった。
キタッラ(パスタ用器具)
を買った話をしたら、心底驚いた様子。
手打ちのパスタを作ってくれるのはおばあちゃん位で
妻や、自分の周りにはキタッラを持っている人はいないと言っていた。
遠い日本でキタッラを使って、手打ちパスタを作るのは奇跡だと言っていた。
キタッラの話でショックを受けたのか、その後は、
ドルチェの話(授業で作った「煉瓦のチョコレート」を差し入れたら、
懐かしい味だと言って涙ぐむほどに感動して下さった)
、イタリア映画の話、(ナンニモレッティ監督のファンらしく、
「息子の部屋」や「ジュリオの当惑」を観たと言ったら、とても喜んで・・)
身振り手振り混じりのフリートーキングな感じのレッスン?が続き・・・
今日は、テキストはほとんど使わなかった。
テーブルの下に猫がいたり、テーブルの上に何か置いてあったり、クローゼットの中に
いろいろな種類の衣類がかかっている部屋のイラストで勉強するより、数段楽しかった。

部屋に戻り、身支度をして、
料理の授業後半へ

つづく・・・
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by isolala | 2011-08-04 19:30 | 料理留学2007 | Trackback

ルッカ 回想記 マヌエラシェフの授業

回想記


2007年11月15日木曜日
今日もまた、部屋の窓外の景色を見て、深呼吸をして・・
ダイニングルームに降りて行った。
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今日の先生は、
黒のコックコートに身を包んだ、きりりとした感じの女性・・
マヌエラシェフが部屋に入ってくると、
ピンと張りつめた空気が漂った。
レシピの説明にも食材、調理法への「プロとしての誇り」
が感じられた。

ピサの海岸沿いにお店があるらしく、今の時季はシーズンオフで
お店は閉めているらしい。
助手として、このお店で修行中の日本人男性、
こうじさんが一緒だった。

昼食には、
アンティパストとして、
☆ズッキーニとタイム、酔いどれダコと白いんげんのミニサラダ
(Insalatina di zuchine e timo con polpo ubriaco e fagioli cannelloni)
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お店で、繊細な盛りつけを任されているというこうじさんに教わりながら、
いんげんまめとタコの上にズッキーニを重ねていった。
リストランテらしい、おしゃれな盛り付けになった。

☆カルナローリ米を使ったリゾット、ローズマリーと黒鯛風味
(Risotto carnaroli al rosmarino e orata )
マヌエラシェフによると、黒鯛のお料理は、結婚式のメニューにも
なる、格のあるものという説明あり。
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☆チョコレートの煉瓦
ビスケットを砕いたもの、ココアパウダー、バターを
練って生地を作って棒状にしてラップに包んで冷やし固める。
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昼食の後片付けを終えて、夕食までの自由時間に
バスに乗って、ルッカの街中に行ってみた。
この町について、予備知識がなかったため、
広場にある教会の美しさに驚いた・・
近寄ってみるとアーチの部分などの装飾が凝っている。
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ルッカ出身の
・プッチーニの銅像
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・サン・フレディアーノ教会
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ショウウィンドウのリサーチも楽しい・・
・美味しそうなチーズ屋さん
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トスカーナはどんなチーズが売れ筋なのかな・・とか。

この日の夕方、夕食準備を始まる前に、ジャンルーカシェフが、
特別に各州の手打ちパスタをいくつか教えてくださった。
ニョッキボードで作る、ガルガネッリ、そして盆ざるのような生活雑貨のコチラを使って・・
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南イタリアでは小さな生地をここに押し転がしながら、小さなニョッキを作るとか・・
これらの手打ちパスタは成形を見せてくださっただけだったが、
とても興味深かった!

そして、キタッラの使い方を知らないと言う生徒のために、
特別に加えてくださったメニューもあった。
☆ペコリーノチーズと黒胡椒のキタッラ
(Chitarra con caccio e pepe)
写真がなくて残念。

さて、夕食の、マヌエラ先生のレッスンは、
☆魚のミネストラ セージ風味のクルトン添え
Minestra di pesce da barcha e crostini alla salvia)
魚の下処理をして、野菜とあらを一緒に煮込んで濾すもの。
下の写真は調理中のみ2枚。
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添えるクルトンをソテー中・・
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下の写真は、
☆塩ダラのオリーブ風味、松の実入り緑色の生パン粉添え
(Baccala' con olive e molliche di pane verde e pinoli)
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塩抜きしたタラをフライパンでソテーして、オリーブと煮込む。

昼食後、記念写真をとった時のマヌエラシェフ
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コックコートを脱いだら、デニムのミニスカート、そしてキリリッとアップに結っていた
髪の毛も下したら、とっても若々しくて、しかも気さくなイメージに変身。

Grazie! マヌエラシェフ

Grazie a tutti !

明日につづく・・
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by isolala | 2011-08-03 19:24 | 料理留学2007 | Trackback

ルッカ 回想記 マリーザ先生2日目 その2

回想記


2007年11月14日
マリーザ先生、2日目の授業のつづき・・・
 
夕食には、
☆パプリカのロール巻き(Rotolini di peperpni)
グリルで真っ黒に焼いたパプリカの皮を剥き、
パン粉ベースの詰め物をして、再度オーブンで焼いたもの。

次に、魚のミネストラを作った。
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ワタを取ったいろいろな魚を大胆にお鍋に入れていく・・いろいろな魚から美味しい出汁が出る。
できあがった料理↓
☆魚のミネストラ クルトン添え
(Minestra di pesce da barca e crostini )
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上の写真はスープというよりも、魚料理の一品のような盛り付けだった。
(本来はこの後、スープを注ぐとものと思われる・・・)


さて、次の小麦粉で覆われた黒鯛の写真・・
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最初に、厨房で、この立派な黒鯛を見た時、
下処理もお料理も大変そう~と思ったが・・
体格の良いジーノが、この大きな魚の下処理を引き受け、牛乳に漬けた後、
小麦粉をつけて、ソテーして、耐熱容器に移すという作業を
責任を持って担当してくださった。
下の写真は長い道のりを経てお料理になった黒鯛のポテト包み焼きデス。
☆Orata in crosta di patate                          
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ドルチェには、
*スフォリアテッレ
昼間たくさん作ったので、食後に再登場~
冷めたものも美味しい。

食事の時、「ジーノって、なんだか黒鯛が似合ってたよね~」
と私が言うと、向かい側に座ってたHさんがすかさず、「黒鯛が似合う・・・?
って、どいう人よ」笑いながらツッコミをいれてくる。
「だって、堂々としてて、安心して任せられたじゃない?」ってボケると、
「黒鯛の似合う男!」という気の利いたあだ名をつけたのが、可笑しくて、
ホントに笑えた。
今日も一日、たくさんの料理を作って、楽しく美味しくいただいた。

マリーザの授業は、多分、効率を優先したら、もっと時間を短縮したり、
品数を減らすこともできたと思うのだが、きっと彼女は、
「美味しいナポリ料理・・・あれも、これも」と考えて、品数も多くなり、
その分皆も忙しくもなるのだと思う。
でもその根底には、美味しいものを教えてあげたい、食べさせたいという
サービス精神、大げさに言えばマンマの愛情があるのを感じた。

別れの夜、ってわずか2日間だったけれど、皆が
数多くの美味しいお料理をいっしょに作りながら、
とても親しくなった。生徒たちに「皆、ナポリにいらっしゃい!」というマリーザ。
誰かが「ナポリって治安が悪いっていうから、一人で行くのは怖いんですけど」
と言うと、「大丈夫!うちの近くは絶対大丈夫だし、ドアにものすごく丈夫なカギを
二つつけてるから安心よ」という。
すかさず誰かさんが「鍵二つって、それだけ危ないってことよね・・・」
なるほどスルドイ・・

でも、やっぱり、ナポリ料理美味しいし、
またマリーザに会って、料理を習いたいと思った。

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Grazie! マリーザ先生(写真左側)&ルチアーナ☆

Grazie a tutti!

明日につづく・・・
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by isolala | 2011-08-02 23:50 | 料理留学2007 | Trackback

ルッカ  回想記 マリーザ先生の授業2日目 その1

回想記 


2007年11月14日

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↑ 部屋から見える今日の窓外の景色☆

マリーザ先生の授業の2日目~

☆海草のパッリーネ(palline di alge)
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ゼッポリーネともいう。
刻んだ青のりを混ぜて小玉位に生地をすくい取りながら揚げる。

☆ポテトのオレガノ風味(Patate arreganate )
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☆いわしのはさみ揚げ(Alici n’buttunate)
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ひしこいわしを手開きにした後、チーズ、パセリを挟んで揚げる
上の写真、お皿の右上から時計回りに、
*いわしのはさみ揚げ*ポテトのオレガノ風味*海草のパッリーネ

☆ヤリイカのパスタ(Calamarata)
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やり烏賊の胴体を輪切りにしたものと、この形に似せたパスタを組み合わせるという
ユーモアのあるレシピ。
この日の乾燥パスタはナポリからご持参のものと、
コープに売っていたものを両方使用。

☆ナポリのスフォリアテッレ(Sfogliatelle Napoletane frolle)
ナポリの代表的お菓子で、本来はパイ生地で作るが家庭で作りやすいように
アレンジしてタルト生地で作る。
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スフォリアテッレと一緒に飲むには、
ヴィンサントワイン(Vin santo)などの
甘みのある食後酒が合う。

昼食の後片付けが終わって、夕方までの休憩時間に、
マリーザの助手のルチアーナと一緒に
数人でコープ(スーパーマーケット)に行った。
ルチアーナに「日本にお土産にするのに、お薦めのお菓子ある?」
と聞いたら、一緒に店内を見て歩いて、いくつか選んでくれた。
「もうこれは本当にモルトモルトブオーノなの、ブオニッシモなのよ」
ゆっくりとささやくような声でおまじないのようにすすめたものは、
「リンツのリンドール ホワイト」
このチョコレートがいかに美味しいかをうっとりと熱く説明する・・・
暗示にかかるかのように、買い物かごに入れそうになるけど・・・
ちょと待って~これはスイスのお土産になってしまう~;
その他のおススメのヘーゼルナッツ入りチョコレート、トロンチーニ、
をお土産用に買ったのだった。
Luciana Grazie !


マリーザの授業後半は・・

次回につづく・・・ 
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by isolala | 2011-08-02 22:57 | 料理留学2007 | Trackback

ルッカ 回想記 マリーザ先生の授業1日目

回想記 

2007年11月13日火曜日
朝起きると同時に、カーテンを引いて、景色を確かめる。
部屋から見える窓外の風景・・
今日は右端に見えるオリーブの木が見える風景も写してみた。
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今日もまた、サブダイニングルームに降りて行き、
セルフサービスの朝食を済ませて、
一旦部屋に戻って、始業時間9時までに広いダイニングルームに集合。
皆がそろうと、今日1日のレシピが配られ、先生からの説明を聞いた後、
厨房でのレッスンが始まった・・・
今日、ナポリ料理を教えてくださるのはマリーザ先生だった。
助手のルチアーナさん(彼女のお嬢さん)と昨日ナポリから
いらしてくださった。
2人の周囲は、いつも賑やかで楽しい。
友達のようにマリーザと呼んで欲しいと
いうことなので、気さくにマリーザと呼ぶことにした。

さて、今回の旅行に持ってきたデジカメは使いこなしてないために、
ショックなことに、最初に料理の手順をビデオ機能にしたため、
バッテリーが途中で少なくなってしまい、恐る恐る使っていたために、
写真が少ない;
日本に帰ったら、忘れないうちに、写真のないものからつくらなくっちゃ;

今日の昼食には、
☆ズゴンフィオッティ(Sgonfiotti)

この料理の名前はgonfiare=ふくらむという意味から
ついたもので、ピザ生地が調理途中でふくらむ。

☆なすのリピエーネ(Ripiene di melanzane)

なすとチーズとトマトソースをピザ生地でくるんでオーブンで焼いたもの。
「茄子のパルミッジャーノ」をパイでくるむという
ボリュームのあるこのレシピは、
マリーザのオリジナルであり、
生地に包む手間がかかった分、美味しくて豪華。

☆シャラテッリ(Sialatielli fatti in casa ai fiori di posillipo)
薄く伸ばした生地をひし形にカットする。
食感は滑らかで、セモリナ粉の旨味を感じるパスタ。
いか、ムール貝、ズッキーニの花のソースであえる。

昨日から途中参加した私とMさんに加えて、
もう一人急遽、ジーノが加わっている。
彼は、イタリア在住20年のベネズエラ人で、バールを経営しているらしい。
お店のメニューのレパートリーを増やしたいということで参加。
とても気さくで、ユーモアもあるので、アメリカ人のカリーンや
マリーザ&ルチアーナともすぐに打ち解け・・・
厨房は一段とインターナショナルで、ホント賑やかだった。
スタッフの通訳のTさんは冗談も通訳してくださるし、
何を質問しても、自分の判断で、省略したりせず、
きちんと先生に取り次いでくださる。
とても公平なことにも感心させられた。
あれだけの賑やかな場所で、きちんと通訳をするのは
大変なはずなのに・・・スゴイ。

昼食後の片付けを済ませて、
夕食の授業まで、エネルギー充電のため、部屋でしばし休憩~

夕食は
☆ルチアーナ風 タコのソースのリングイネ(Linguine alla luciana)

サンタルチア港発祥の漁師料理。
小さめのタコを使うのがポイント。

☆カルチョーフィのフリット(Carciofi saltati)
カルチョーフィ(=アーティチョーク)を下処理して、油で揚げ、
塩をふるシンプルな料理。

その他にも昼間作ったズゴンフィオッティー(Sgonfiotti)、
ズッキーニの花のフライ(Fiolili gratinati)
再登場。

ドルチェには、
ババのラム風味(Baba' napoletano al rhumgonfiotti)

柔らかい生地を捏ねているマリーザの手つきには
年期を感じさせるプロの手つきだった。
ラムの代わりにリモンチェッロを入れても良いそう。

マリーザの授業は、時には、かなりアバウトであったが、
確かな味覚を持っていて、
最終的に、味がぴたりとキマル。
エンターテイナーのようにハイテンションで、
料理のレッスンは時々、横道にそれたりもするので、
皆で慌てる場面もあったが、彼女にとっての本筋からは
それていなかった・・・それは何か。
つまり、「美味しい料理を作ること」
バタバタと、一緒に料理をしながら、本当に楽しかった。

夕食のとき、席が近くになった。
厨房でもエネルギッシュだけどテーブルについても、
とっても賑やかで楽しい。

カッフェを飲み終わった後、カンツォーネの話で盛り上がった。
私がオルネラバノーニやジリオラチンクエッティの歌など、
少し知ってることが分かると、曲名を言っただけで、
急に大きな声で歌い始めるのだった。
それがホントに面白くて、さわりをちょっと歌ってはマリーザに歌ってもらい、
またちょこっと最初のフレーズを口ずさんでは、彼女にバトンタッチを
して、他愛もなく笑った。
屈託がなくてチャーミングなマリーザのそばにいると
こちらまで、疲れを知らない子供のよ~に♪ナルノデアッタ・・・
しばらくしてふとメンバーの顔を見ると、
何だか眠そう・・・そうだ・・私、調子に乗りすぎてしまった。
私やマリーザが盛りあがっていた歌は、美空ひばりか三波春夫か、
だいぶ前の懐メロのような位置づけのカンツォーネだったのだ・・;

ちょうど、そろそろお開きに~というムードになり、
美味しくて楽しい夕食は無事に終わった。

明日のマリーザのレッスンが楽しみ~☆

つづく~
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by isolala | 2011-08-02 19:36 | 料理留学2007 | Trackback

ルッカ 回想記 ジャンルーカ先生の授業

回想記


2007年 11月12日 月曜日
いよいよ授業の日、今日はジャンルーカ先生の授業だった。
授業は朝9時、レシピの説明から始まり、先生を中心に、
皆で作って、昼食とする。
都合によっては、夕食に回したり、下ごしらえをしておいたり・・・
毎日昼食と夕食を段取り良く組み立てる。

今日の試食兼昼食~
アンティパストは、
☆牛肉のタルタルステーキ、セロリとマッシュルーム添え トリュフの香り
(Tartara di manzo con cuori di sedano e champignons al profumo di tartufo)
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トリュフは既に時季が過ぎているということで、トリュフオイルを使った。
トリュフの香りはあまり感じられなかったが、
マッシュルームのほのかな香りがフッレシュで、
しゃきしゃきっとした歯触りとタルタルのまったりとした食感の
バランスの良い一品。

プリモ&セコンドピアットは、
☆パルメザンチーズのリゾット、カモときのこのラグーソース
(Risotto alla parmiggiano con ragu' di germano reale e funghetti)
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上の写真、パルメザンチーズをたっぷり投入したリゾット、中央には
ラグーソースが入っている。
これはジャンルーカ先生のオリジナルレシピ。

ドルチェとして、
☆栗の茶巾包み、ヘーゼルナッツのクリームソース
(Fagottini di castagne alla crema di nocciole)
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「アンティパストからドルチェまで、
コース料理に一貫性があり、
バランスがとれていること・・
つまり、味や香りが一つの音楽のように
心地よく流れるものであるように」と、先生は力説。
今日のかも料理の後に、相性の良いナッツや栗を使った
ドルチェを組み合わせるのは、計算されたメニュー構成・・・
とても美味しくて納得した。
レッスンの間、ジャンルーカ先生のアシスタントのマリエッラが
てきぱきと厨房の中を縦横無尽に動いて、先生や生徒たちを
サポート・・プロの動きがスゴイ。

昼食の後片付けをして部屋に戻る。
少し休んでから、夕方にはイタリア語の授業・・・と言っても週2回。
大まかに初心者向けクラスと少し話せるクラスに分かれている。

夕食には、手打ちパスタ「フェッレット」を作った。
竹串を使って成形した。
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☆フェレット 子羊肉のラグーソース
(Pasta al ferretto con ragu di agnello)
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麺が太い仕上がりになってしまったが・・;
昔は鉄の編み針を使って、成形していたらしい。
このソースはオレッキエッテやファルファッレでも合うということだった。

セコンド(メイン)には、キジの煮込みを作った。
まず、キジの「うぶ毛をとる」ということで、ガスコンロの直火であぶった・・
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ジャンルーカ先生が狩人に見えて頼もしい~
なかなかジビエ料理を習う機会はないので、ありがたい。

キジは臭みをとって、オリーブといっしょに煮込む。
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☆キジの煮込み、オリーブ入り Fagiano in umido con olive 
☆ラピーニのソテー Rapini salati in padella 
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上の写真、付け合せはラピーニという野菜で、
菜の花のようなほろ苦さがある。

授業1日目が無事に終わった。
学ぶべきことが多い1日だった。
Grazie ! ジャンルーカ先生

Grazie a tutti!

明日につづく・・・
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by isolala | 2011-08-01 23:58 | 料理留学2007 | Trackback

ルッカ 回想記 遠足 その3~学校で夕食

回想記 2007年11月11日 日曜日

夕食はジャンルーカ先生が予め買い物してくださったものを中心に
皆で用意した。

☆コテキーノ(Cotechino)
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以前から一度食べてみたかったものだった。
☆レンズ豆の煮もの(Lentichie) 
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コテキーノとレンズ豆はお正月に食べる伝統料理。
レンズ豆は、形がコインに似ているので、コインに見立てて、
豚の足の部分で、お金をザクザクかき入れるように、たくさん
お金が入りますようにという願いを込めて、昔からお正月に食されているとか。

☆カルドンのスフォルマート(Sformato di cardi)
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カルドンは外見はセロリを太くしたようなもの。
あくが強いので、ゆっくりとレモン入りのお湯で茹でる。
この料理は、カルドンを柔らかく茹でて、潰したら
ベシャメルソースと合わせた後、型に入れて焼く。

☆グリーンサラダ(Insalata verde)
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何気ないグリーンサラダなのにとても美味しい・・・
野菜そのものの味が濃いと感じる。

☆チョコレートのフラン、オレンジソース(Flan di ciocolato caldo con salsa alancia)
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食事の締めくくりはエスプレッソ。
当番制で、2人で皆の分を淹れるシステムになっている。
イタリア料理の締めくくりに美味しいエスプレッソが嬉しい。
後片付けをして、部屋に戻った。

今日は本当に個人ではなかなかいけないようなところに
行けて、夢のように楽しかった。
一つ一つのすべての体験が貴重だと感じる。
Grazie a tutti !

つづく・・・
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by isolala | 2011-07-31 22:57 | 料理留学2007 | Trackback

ルッカ回想記  遠足 その2  

回想記

2007年11月11日 日曜日②

「遠足」のつづき・・

ミニバスに乗ってすぐ、ガイドの佐藤さんが、
「美味しいエスプレッソを飲みたい人は手を挙げてくださ~い。
ジャンカルロさん(運転手)が自宅で淹れてきたそうです」と明るく
通訳すると歓声が上がった。
朗らかで人の良さそうなジャンカルロさんが
ポットと紙コップを持って手を挙げた生徒にカッフェを注いでくださった。
「さあ、遠足だ~っ」ていう気分も盛り上がって・・さあ、しゅぱ~つ!

バスからの景色の中にトスカーナらしい風景を見つけながら、
楽しくて鼻歌でも歌いたい気分。
バスは最初の目的地シエナに向かっていた。

しばらくすると、「面白い地区があるので、そこにちょっと
寄って、シエナに行きましょう」と佐藤さんが言ってくださった。
その面白い場所とは・・
モンテリッジョーニという城壁に囲まれた小さな町だった。
なぜか写真を撮っていないのが悔やまれるが、
本当に印象的な場所だった。
ガイドの佐藤さんの説明によると、
ここは、13世紀初頭に作られた人口50人弱の小さな町・・・
当時のシエナ共和国により作られたということだった。
坂道を登っていくと小さな広場があり、、
広場ではちょっとした陶器や小物を売ってる露店が出ていて、のんびりとした
のどかな雰囲気だった。広場の前にある小さなお土産屋さんを覗いて、
記念に絵はがきを買った。

その後、シエナに着いた。
カンポ広場の石畳に座って、マンジャの塔を眺めたり、
この広場から見えるすべての美しいものを眺めた。

そして、ランチの時間。
テーブルが一緒になった4人で、相談してメニューを決め、
少しずつシェアーした。
アンティパストは生ハムやサラミなどの盛り合わせをいただいた。
写真がないのだが、薄く大きくスライスされた生ハムが特に美味しかった。
プリモは、シエナ名物の、一見うどんのような手打ちパスタ。
☆ピチ 猪のラグーソース
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セコンドには、
☆豚肉のアリスタ
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その他にスポンジ生地がベースで、クリームでデコレートされた
ドルチェもあった(写真なし;)

食後、佐藤さんの案内でシエナのお菓子の名店「ナンニーニ」に行った。
トスカーナの伝統菓子「リチャレッリ」を少しだけ買った。
その後は、道の両側のお店をMさんと一緒にのぞいたりしながら歩いた。
エノテカにはワインの他に、瓶詰めや缶詰めのイタリア食材が並んでいて、
彼女は可愛い瓶に入ったトリュフオイルに関心を持ち、私はワインに興味を持ち・・
見ているときりがなかった・・
日本では高価なブルネッロ ディ モンタルチーノも安価で、
メーカーの種類も多く、買いたくもなるが、そこは冷静に~
重量オーバーパッキングに苦労するので、重くて割れ物であるワインは、
心惹かれてラベルを眺める割には、1本も買わない堅実な私デシタ;

午後はチェンニーナにある、ルッカ料理学院が最初に開校した場所に立ち寄った。
この場所に行けたことも本当に嬉しかった。
と言うのも、1990年頃にシエナ料理学院の存在を知り、
強く留学にあこがれたが、当時の私にはあまりにも大それた憧れに思え、
事情も許さなかったため、断念したのだった。
いつか行きたいと思いながら、あれから15年以上の月日が流れ、
場所もルッカに移転して、名前もルッカ料理学院と改まっていた。
あっという間に時は経ってしまうことに胸を衝かれる思いがした。
けれども、今日ここに来られたこと、
明日からイタリア料理を本場で学べることを思い、
胸が熱くなった。

チェンニーナの自然の中ですくすくと育っている
オリーブの木に目が留まった。
記念に葉っぱを2~3枚、そっといただいて、ハンカチに挟んだ。
エネルギーをもらえる気がした。

最後にサンジミニアーノに行った。
この町の入口の門の少し手前でバスは停まった。
絶景ポイントからトスカーナらしい風景が広がり
その美しさにハットして、立ち止まった。
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いつまでも見ていたい風景だったが、
メンバーは既に前の方に進んで、町の入口の門を目指していた。
見失わないように小走りで追いついた。

町にはさすがにいくつもの塔がそびえ立っていた。
中世から存在する煉瓦の建物や石畳は
歴史を感じさせ、煉瓦の織り成すグラディエーションが
美しく、しっとりと落ち着いた雰囲気を醸し出していた。
道の両側にはセンスの良いディスプレイのお土産屋さんや
食材屋さんもあり、歩くだけでも楽しかった。

夕方、学校(ホテル)に戻った。
この日の夕食は、ジャンルーカ先生が、
予め用意してくださったものをメインにして、
後は皆で、簡単にできる料理をして、
のんびりといただいた。

その様子はまた~

次回につづく・・・
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by isolala | 2011-07-31 21:29 | 料理留学2007 | Trackback

回想記 ルッカに到着~翌日の遠足 その1

回想記

突然ですが、2007年に最初に短期留学をした
トスカーナ州ルッカへの料理留学の日記やメモをまとめて、
他の留学記を載せているこちらに、まとめておくことにします。
日にちが前後して、読みづらいと思いますが、
よかったらお立ち寄りください。

2007年11月10日 土曜日

早朝、恵比寿のウェスティンホテル発のリムジンバスに乗り、
成田に向った。
今まで観光で何度かイタリアに行ったことはあったが、
独りで行くのは初めてだった。(しかも最後に
イタリア旅行してから何と20年が経過している)
成田に到着後、先ずはEチケットをアリタリアのカウンターに行って確認して、
荷物を預けたり、一つ一つの手続きに緊張したが無事に搭乗した。

ミラノ空港からピサに向った。
ピサの空港には、ジャンルーカ校長先生が出迎えて下さった。
この料理コースに途中から参加するのは、私以外にもう一人・・・
関西空港から搭乗したMさんと初対面の挨拶を交わした。
ホテルに着くと、今回のコースのメンバーで、既に2週間前から授業を受けている
数人の学生とロビーで遭遇し、挨拶。
土曜日だった今日は自由時間だったらしい。
日曜日の明日は学校からの遠足☆

明日の遠足について集合時間など聞いて部屋に引き上げた。
部屋は二人用で広かった。
1週間後に途中参加する生徒が到着するまでは、
私一人で過ごせることになった。

大きなベッドは寝心地がよさそうだったのだが、
時差に身体が付いていけず?
低体温になっているのか寒くて、眠れない・・
残してきた家族(大げさ;)も気になってきた・・・
とにかく眠らなくっちゃ・・
毛布を身体にぐるぐる巻きコートを被ったら
少し暖かくなってウトウトできた。


2007年11月11日 日曜日

少し眠るとセットしたアラームで、すぐに起きた。
昨夜、疲れていてできなかった荷物の整理をした。
夜が明けてきた・・・
窓の方に近づいてカーテンを開けた。

部屋からの景色に胸がいっぱいになった・・・
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今、私、トスカーナに居るんだ!

長年の夢がかなったことを教えてくれるその景色は、
目ぼしいものと言えば、オリーブの木が1本、糸杉が1本、
そしてベンチがあるだけのシンプルすぎる風景なのに、
私にとって、それは紛れもないトスカーナの景色であり、
胸いっぱいに吸い込む空気は、トスカーナの朝の空気だった・・・
シャッターを押さずにはいられなかった。

階下に降りて、朝食のダイニングルームに入った。
このホテルの泊まり客が、既に一組朝食を摂っていた。

部屋を入ってすぐ左のコーナーに
大きなテーブルがセッティングされ
生徒用の朝食用スペースになっていた。、
壁際には果物やチーズ、パン、お菓子などが並んでいる。

キウイやリンゴ、コルネットと呼ばれる甘いパンとカフェで、
ゆったりと朝食をとった。
途中他のメンバーとも一緒になった。

それにしても、このホテルは広々としていて、
のんびりとした雰囲気だった。
朝食もセルフサービスなので、自分の体調によって、
量を加減できて、すべてが快適だった。

部屋に戻って身支度をして、ロビーに降りて行った。

イタリアに着いた翌日に直ぐに遠足だなんて、ラッキー☆
わくわくして、遠足用のミニバスに乗り込んだ。
行先はシエナ&サンジミニアーノ・・

この続きは
次回また~
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by isolala | 2011-07-31 20:29 | 料理留学2007 | Trackback