2009年フィレンツェにて 家庭料理⑤
旅行記の続きです。
夕食にスープ仕立ての手打ちパスタと
ボッリートミストを作ることになっている。

「今日は料理の下ごしらえを早めに済ませて出かけよう」
と誘ってくださった。
部屋にたくさんあるイタリアの料理本を
読むか、家の周りを散歩するくらいで、
ひっそりと滞在している私を
見るに見かねて・・・
「フィレンツェにいるのにどこにも行かないの?」とジョヴァンナ。
「料理を習いに来ているので、観光はしなくても
いいのです」と答えた。
彼女は寂しそうな顔をして、
「だめだめ~ここはフィレンツェよ・・・
私が連れて行ってあげる!
小さな車だけど、市内に出かけましょう。
車で10分くらいだから」
・シニョーリア広場

広場からポンテベッキオに行き、アルノ川を背景に
写真を撮ったりしながら、ピッティ宮へ向かった。

☆サンミニアート教会

☆ミケランジェロ広場

心が解放されるようなしみじみとした感動があった。
ミケランジェロ広場のダビデ像の前で、ジョヴァンナさんに、
「・・フィレンツェの観光はいつか家族と一緒の時に
したいと思っていたんです・・
病気の姑や家族を残して、勉強に来ているのに
私だけが観光する気にはなれなかった・・それに
一人で観光していると、本当は淋しくなるから・・」
自分でも明確になっていなかった気持ちに気づいて
不意に胸がいっぱいになってしまった。
ジョバンナは、「大丈夫大丈夫」と言いながら
背中をやさしく撫でてくれるのだった。
彼女ははシャイな感じの方で、
イタリアマンマにしては口数も少ないのだが、
心が通い合うのを感じた。
夕方、食材を買って、彼女のお宅に戻った。
部屋でひと休みして、台所に行った。
手打ち麺は肉のブロードにタリオリーニを入れた
一見ラーメンのように見えるスープパスタ・・・
☆タリオリーニ・インブロード

出汁がとても美味しい・・・
滋味深いスープと手打ち麺で大満足。
そして、
出汁としても役目を果たした茹で豚肉や野菜を
メインとしていただいた。
☆ボッリートミストサルサベルデ添え

昨日作ったビスコッティとカフェをいただく。
今夜もまた辞書を片手におしゃべり・・
明日から行くフィレンツェ郊外にあるモンテカティーニの話や
オリーブオイルの話など夜遅くまで話した☆
翌朝、ジョバンナは、一緒にバスに乗って
フィレンツェ駅まで送ってくださった。
Grazie di cuore!
(その後10月19日にフィレンツェ駅からモンテカティーニに向かった。
約1週間、オリーブオイルソムリエになるための講座を受けるために。
そのことは別記)
以上、2009年フィレンツェでの料理旅行紀を終わります。
次回から食の日記に戻ります。
by isolala | 2010-02-11 23:50 | トスカーナ州2009 | Trackback




