バジリカータ州マテーラにて①
2018年6月27日 水曜日
バジリカータ州マテーラは、
洞窟住居(サッシ群)で知られる地方で、
世界遺産にも登録されている。
この町に住むマンマに、18時から
バジリカータ州の郷土料理を
習うことになっている。
この町には、車で12時半ごろ到着。
宿泊するホテルに荷物を預け、
市内を散策。
直射日光の陽射しが強く、水分補給と
ランチ軽食をとろうと、
フォカッチャ屋さんに入ってみた。
玉ねぎのフォカッチャを頼んでみたら・・・
この一見何気ないのに、これが
とてもおいしくて、驚く。
玉ねぎはもちろん、生地がもちっとして、
噛むほどに美味しいのである。
そう言えば、マテーラは粉ものが美味しいと聞いていた・・
暑さで頭がぼんやりしていたが、しゃきっとした。
お店を出て、メインストリートを歩くと、
いろいろなところに
フェスタ ブルーナ(ブルーナ祭り)のポスターが貼られていた。
どうやら7月2日にお祭りがあるらしく、通りに沿ってイルミナリオの
電飾の土台などの取り付けが行われていた。
通りをさらに進むと、パスコリ小広場に出た。
イタリア語で「しずく」と言う意味の
「ラ・ゴッチャ」という彫刻があった。
左手に少し歩くと、洞窟住居が見渡せた。
テレビや写真で見たことはあったが、実際はほんとうに
迫力がある。
ここは、8~13世紀にイスラム勢力の迫害から逃れた修道士たちが
移住し、洞窟に住居を作ったという歴史がある。
岩肌を掘ってつくられた住宅群は、唯一無二で、
独特なオーラが、迫ってくるようだ。
しばらくこの景色を眺めた後、ホテルに戻る道を
のんびり散策した。
パン屋さんの店先にディスプレイされている
マテーラパンを観察したり・・・
食料品店などがあると、観光客に紛れてのぞいてみた。
野菜のペーストの瓶詰や乾燥の黒ひよこ豆や
ショートパスタなど興味深かった。
ホテルに戻り、チェックインして、少し部屋でやすんだ。
ふと、
何故か急にホームシックのような、
何とも言えない不安な気持ちになってしまった。
「こんな遠いところで、たったひとり・・・」
洞窟住居の印象が強かったせいだろうか・・
そうこうしているうちに、マンマとの約束の時間が近づいてきた。
不安な気持ちを振り払って、待ち合わせ場所に行った。
ラ・ゴッチャ(しずく)の前で待っていると、
ナスタッシャマンマがいらした。
自己紹介をし合って、そこから徒歩5分の彼女のお宅に
伺った。
彼女は何と5人のお子さんのマンマ。
とてもフレンドリーで感じの良い方だった。
18時から22時過ぎまで料理を教えていただいた。
その様子は次回に~
旅行記つづく・・・
by isolala | 2018-08-25 23:25 | イタリア旅行’18 | Trackback