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トリエステにて③市内散策&カフェ訪問

旅行記

2013年11月3日 日曜日
今日は、近郊のミラマーレ城に行ったり
市内を散策したり、
モニカ先生おすすめのカフェ巡りなどをした。

トリエステは、イタリア最北東部に位置し、アドリア海に面している。
北側はオーストリア、東側はスロベニアに接した国境の州である。
過去にはオーストリアなど、いろいろな国の支配下に置かれ、
多様なな文化を受け入れざるを得なかったという背景がある。
そんなトリエステの町は、イタリアでありながら、北欧?にでも
いるようなちょっと不思議な印象である。

朝早く、街の大きな建築物を眺めながら
カフェとお菓子のお店まで歩いた。
老舗店らしい外観の・・
・ピローナpirona
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ショウケースがカウンター代わりになっている。
カフェとカスタードクリーム入りの小さなパイを注文・・・
イタリア式に甘いものとカフェで朝食とした。
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ショウウインドウの中のお菓子は小さくて、美味しそうだったのでお味見用に
少しだけ購入した。
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20分位歩いて、マリーナ・サングーストの近くから出ている
観光バスに乗ってミラマーレ城まで行った。
(途中、小雨が降りこんできて、サバイバルな雰囲気も少しあったが、
2階建てのバスから町を観られる上、最初に乗車したマリーナ近くの
停留所に戻れるバスなので安心だった)
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バスは駅やサン・ジュースト教会を経由して
ミラ・マーレ城 の近くに停車。
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10分強、歩いてお城まで行き、城内も見学した。
城主マクシミリアーノやシャルロッテ王妃の肖像画や
当時の調度品もそのまま展示してあった。
豪華だが、何となくもの悲しさを感じる城内を見学した後は、
再度、他の観光所をぐるりと回ってきたバスに乗って
町の中心部に戻った。

アドリア海を眺めながら歩いて、
Piazza unita d'Italiaイタリア統一広場に行った。
カフェののテラス席から広場を眺めた。
・Caffe degli Spechi カフェ スペッキ
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この場所で座ったまま見える景色を撮ってみた。
正面に「ハリーズバー」の文字も見えた・・・
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向かって左側・・
・トリエステ市庁舎
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ここでのんびりした後、町を歩きながら、
探していたケーキ屋さんに入った。
・la bomboniera ボンボニエラ
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お店の隅にカフェをいただける小さなテーブルがあったので、
このお店で薦められたケーキをいただいてみたら
これがとても美味しかった。
このお店の他のお菓子もお味見用に買いたくなったが・・・
朝、ピローナで買ったお菓子もあるし、昨日作った
プレスニッツもまだたくさん残っているので・・・断念。
ショウウインドウのみ撮影させていただいた。
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町を散策して、今日最後のカフェ・トンマーゼオに入った。
・Caffe Tommaseo
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昨日行った名店「カフェサンマルコ」や今日訪問した4軒のカフェ・・
モニカ先生おすすめのカフェ巡りをしながらの
市内散策は、楽しかった。

オーストリアのカフェ文化の影響も受けている
トリエステの町・・・
昨日、モニカ先生ややマヌエラ先生と話したことを思い出した。
「フリウリ・ヴェネツィアジューリア州の郷土料理は
貧しい庶民の料理が基礎になっているし、
この土地が支配されていた悲しい歴史が影響している」
というようなことを少し淋しそうに言った。
私は、
「今回習った料理は確かに他の国の影響を感じるが、
だからこそイタリアの他の州では見られないスペシャルな料理だし、
私にとって、学ぶべきことの多い、興味深い料理。
何より美味しいから、日本に帰って、家族にも作るし、
教室でも作るね!」と、拙いイタリア語で熱く答えた。
その約束を守りたい。

by isolala | 2013-12-01 22:53 | フリウリ・V・J州’13 | Trackback