「アル・ヴェデル」でランチ~
旅行記の続きです。
2012年10月3日 パルマ3日目
今日のメインイベントは、コロルノという田舎にある
リストランテ「アル・ヴェデル」を訪問すること。
訪問する前に、午前中はパルマの市場に寄った。
お目当ての「アノリーニ」の専用器具や、
テーブルクロスなども見つけ、ブラブラ歩いていると、
市場からはずれた通りにある食材屋さんの
店先に、「モスタルダ」を発見。
しばらく歩くと、昨日見学した「コルテ ドンダ」のジャムが
チーズと一緒にならんでいるのを発見。
少し時間があったので、話のタネに?
アルマインターナショナル料理学校に立ち寄った。
外側からだけでも観てみようと近づくと、工事中でもあり、
中を窺い知ることはできなかったが・・・
この建物の前の広場で、数日後に開催される
「トルテッリ・ドルス」のお祭りのお知らせがかかっていた。
このお祭りは、今は廃れゆく伝統料理「トルテッリ・ドルス」を
後世に伝えていくためのお祭りなのである。
日にちの都合が合わず、見られないのが残念。
いよいよ「アル・ヴェデル」に行ってランチ・・・
そのランチの前半とリストランテの隣にある
クラテッロの貯蔵室の写真などはすでにアップ済み・・・
→コチラ
アンティパストでクラテッロの年代別食べ比べをして・・・からの続きを。
・・この日は、朝から何となく食欲がなかったが・・・
美味しいクラテッロをいただいていたら、
食欲が出てきたので、
イタリアのAIS認定のワインソムリエでもあるAさんが
選んだ白ワインと同じものを注文。
プリモでは、パルマ名物の「トルテッリ・ディ・エルベッタ」を
美味しくいただいた。
そしてサービスに付いていた「トルテッリ・ドルス」
2年前に、マルケ州の学校で、エンリコシェフに
習った味がして、懐かしかった。
甘い具が入った「トルテッリ・ドルス」という名のパスタ・・・
思えば、あの時、この予想外の食材の組み合わせに驚いたことが、
今日のリストランテ訪問につながったといっても
過言ではない気がする。
当時、私にとって「美味しい!」とは思えなっかたこの甘い詰め物・・・
未知の伝統食の味・・・背景にある、
日本との食文化の違いを感じて、印象的だった。
やはり、イタリアの伝統料理を知った上で、
なるべく本場通りに、日本で伝えていきたい料理と、
日本人の食文化に合わせてアレンジしていく料理・・・
それを理屈で区別したり、説明するのではなく、
見極める勘のようなものを身につけたいと、
強く思ったのだった。
話がそれてしまったが・・・
さて、ランチの続き・・・トルテッリをいただいた後は、
時節柄ポルチーニのお料理を頼んだ。
シンプルにソテーしてあり、キノコの香りもして美味しいけれど・・・
盛り付け方の違いはあるものの、両方とも同じような味付けだったので、
量が多く、食べきれなかった;
ドルチェは、既にお腹がいっぱいで・・・
Aさんの頼んだドルチェを一口試食。
☆ティーラ ミッス
サービスプレートの
☆小菓子
帰りに、エンリコシェフとエディーに再会☆
相変わらず、仲が良さそうで、とてもお元気そうで嬉しかった。
トルテッリドルスの中に入っているモスタルダに興味があって
昨日、工房見学をしたことなど話したら、
トルテッリドルス祭りの話になった。
お祭りの話の途中、シェフが早口(イタリア人の通常のペース)
になって、詳細を聞き取れない・・・
後で、Aさんに聞いたところ、エンリコシェフの企画で、
当日地元の子供たちと一緒にトルテッリドルスを作ることになり・・・
という話を語ったのだった。
やはり、地元コロルノ名物の、「トルテッリ・ドルス」を子供たちに、
継承していきたいというシェフの強い思いを感じた。
ランチの後は、
町の中心地までAさんに送っていただき、
夜のお迎えまで、一人でパルマの町を散歩した。
上の写真はサルメリア ガリバルディの外観・・・中に入ってみると、
お惣菜や、ハム、チーズ、バルサミコ酢などが並んでいた。
銀座三越にも出店しているらしい。
ドゥオーモ、ガリバルディー広場、レージオ歌劇場など、
サクサクッと観て、お茶を飲んだりして過ごした。
早めの夕食に馬肉のパニーノ屋さんなど、
Aさんお薦めのお店の前まで行ったけれど・・
全くお腹が空かず。
この日の夕食は、体調管理のため、思い切って抜いた。
早めの就寝。
おかげで翌朝から、絶好調に~☆
午前中、ハム工場に見学に行った様子は
次回にまた~
旅行記つづく・・・
by isolala | 2012-10-24 15:31 | エミリア・ロマーニャ州’12 | Trackback