ブラ(BRA) スローフード運動の発祥地

BRA(ブラ)は、今や世界に広がるスローフード運動の発祥の地、
この町に以前から興味があった。
日曜日の朝、リンゴット駅からブラを目指した。

ここに着くまでの車窓の眺めは、高い建物もなく、
開発されている様子の全くない風景。
途中、牛が放牧されていたり、鶏も見えたりした。
どこか懐かしい雰囲気の、とてものどかな風景が続いた。

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駅前に降り立った時、ここからスローフード運動が広まったのが、
少し意外に思えた位、小さな町だった。
けれど、こんな小さな、のんびりしてる町から起こったからこそ、
スローフード運動というものの本質が
見えてくる感じがした。

下の写真の家並みを真っ直ぐ歩いて左に曲がると、狭い通りに出た。
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日曜日の11時半過ぎの静かで落ち着いた狭い通りを
歩いて、スローフード協会の事務所に行ってみた。
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日曜日で閉まっていたが、ガラス張りだったので、中の様子を覗いたりして、
近所を歩いてみたりした。
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12時に直ぐ近くの'オステリア・ボッコンディヴィーノ'
を予約していたが少し早めに着いたので、表で写真を撮ったりした。
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お店に戻ると、いつの間にか
直ぐに満席になった。
ピエモンテの郷土料理を!と考えていたので、
メニューの中から注意深く、チョイスした。
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アンティパストの欄にバーニャカウダがあったのでチョイス。
☆Nizza Monferato産カルドのバーニャカウダソース
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料理名の'ニッツア モンフェラート産カルド'は、
昨日の、サローネ・デル・グスト会場で見かけた野菜だった。
こんなに直ぐに食べられるなんて・・嬉しくなった。
バーニャカウダソースの量は控え目で、カルドの香りや苦みと
ソースのバランスが良くて美味しい。
カルドの筋っぽくしゃきしゃきした歯触りも独特で、
1種類だけの野菜の一皿なのに、
飽きずに最後まで美味しくいただけた。

プリモピアットには、白トリュフの香りを味わえるシンプルなパスタ料理・・
☆タヤリン、アルバ産白トリュフのスライス添え
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バターを絡めたシンプルなタヤリン(ピエモンテ州の細めの卵麺)が、
トリュフを引き立てていて、美味しい。

セコンドピアットには、
☆ブラサート・ディ・ヴィテッロ・アル・バローロ(仔牛のバローロ煮)
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お肉は思ったよりあっさりとしていて、高級ワインとして知られるバローロで
作っている料理とはいえ、案外、気取りのない庶民的な家庭の味で、
ホッとする美味しさだった。


そして、ドルチェには
ありふれているかな・・とも思ったが、
プレシーディオに認定されてるレモンとの
表示があったので、「明らかに違うのかな?」
という好奇心でチョイス。
☆レモンのグラニータ
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混じり気のない、本当に美味しいレモンのグラニータだった。
こういうシンプルなものが、格別に美味しいと・・嬉しくなる。

ここは、お料理も家庭的で美味しく、リラックスできるオステリアだった。
ここでゆっくりしすぎて、気が付いたら、列車の時間が迫っていた;
駅に向って先を急いで・・・何とか無事に列車に間に合った;


途中トリノで(18時発)1時間位の待ち時間があったので、
美しいデザインの建築物を眺めながら、トリノ駅周辺を散歩した。
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ジェラート屋さんのグロムを見つけたので、渋谷のグロムと
同じ味かどうか・・?(ただジェラートが大好きなだけ)
ピスタッチオのシングルを頼んでみた。
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トリノのグロムも美味しかったけど、渋谷のグロムの方がいいかな・・・
椅子に座って食べられるので~

小さなブラの町から、トリノ、ボローニャを経由して、
ファルコナーラマリッティマに着いたのは、
22時43分だった。
ここから、イェジまでのローカル線の連絡がないのは分かっていたので、
ファルコナーラマリッティマで降りた。

予めエリザベッタに頼んでタクシーを予約してあったので、
ここからタクシーで下宿先に戻った・・・
お陰さまで本当に安心だった。

今日も本当に充実した1日だった!

Grazie mille!
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by isolala | 2010-10-24 23:00 | 料理留学2010 | Trackback

トリノ・イータリーを見学☆

サローネ・デル・グストの会場を後にして、
同じ敷地内のホテルに一旦荷物を置いた後、
直ぐ近くにある、本店トリノ・イータリーに行った。
代官山イータリーに、時どき行っているせいか、
ロゴを見つけた時は何だか懐しかった。
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中に入ると1階の書籍売り場や地下のワインセラーが、とても広い。
2回に上がりオリーブオイルの棚を見てみると
代官山イータリーと同じようなラインナップだ。
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こちらは、1リットル瓶のものが売れ筋のようだ。
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こちらの派手なびんの炭酸飲料が、かなりの量並んでいた。
代官山イータリーでも開店当初は置いてあった・・
ノンアルコールの炭酸飲料なので、アルコールがダメな方用に
何回かイゾラーラ料理教室用に買ったことがあるけれど、
いつの間にか売り場から消えていた・・
日本では人気がなかったのかもしれない。

そんな他愛ない比較が、楽しい。

野菜売り場を見てみると、珍しいトピナンブルがあったので、
「イェジに戻ったら、下宿先で調理してみよう」と思い、買い求めた。
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他にお水や、軽食のパンなどを買って、ホテルに戻った。
今日も、本当に楽しい1日だった。

Grazie mille!

明日は日曜日、スローフード運動の発祥の地である
BRA(ブラ)に行く予定。

スローフード関連のプチ旅は・・・

つづく・・・
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by isolala | 2010-10-23 23:55 | 料理留学2010 | Trackback

サローネ・デル・グスト2010 ②

サローネ・デル・グストの会場で、試食、あるいは買って食べるもの
全てが美味しいのは何故だろう・・
(最初に、自分の好きなものを選んでいるから美味しく感じるという面はあるが・・)
それは、この食の祭典がスローフード協会のプロジェクトだから、と言えそうだ。
国際市場に向けて、スローフード協会が自信を持って推奨するものであり、
素材へのこだわり、手作りによるスローな生産過程を経ている、
美味しさであるのかもしれない。

そして、一見地味なリンゴや野菜などが、
'プレシディオ'(消滅していきそうな伝統的な食や食材、ワインなどを
スローフード協会が守り伝えるべきものとして承認し、保護しているもの)
として、並べられているのも興味深い。
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下の写真、ケースにNizza Monferato産のkardo gobbo
と書いているのが分かる。
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いつまでもこの場所を離れたくないと思いながらも、11時に入場して・・
さすがに夕方まで居ると、だんだん疲れてきた。
そろそろ退場を意識しながら・・もう少し回った。
パスタやパッケージを眺めるのも楽しい。
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いろいろなパスタに混じって、
スペルト小麦の粉で作った乾燥パスタなどがあるのも、
スローフードらしいと思った。
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元気の良い南イタリアのトマト。
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オリーブオイルも見つけると、試飲。
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結局トスカーナ産の今年収穫のEXVオリーブオイルや
小さい壜の他のオリーブオイルなども買った。
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カンパーニャ州では、グラニャーノ産のパスタがいろいろあって楽しい。
パスタのオーナメントを飾ったクリスマスツリー
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このポスターの男の人が持っている、
「ラ・リカリカ デッラ カッカヴェッラ」というパスタもお土産に買ってしまう。
日本では見かけたことがないパスタだ・・
壊れないように、気を付けて持って帰らなくっちゃ~

ジェラート屋さんを見つけたので、
元気を取り戻そうとジェラートを食べて、
余力を残して、この会場を後にした。
今日はもう一つ、行きたいところがあったので。

トリノ、リンゴレットの夜は・・・

つづく
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by isolala | 2010-10-23 23:00 | 料理留学2010 | Trackback

サローネ・デル・グスト2010 ①

今週の授業が終わった金曜日、一旦家に戻り、眠らずにそのまま・・
つまり夜中の12時半に集合して、夜行列車に乗った。
私たち生徒は、スローフード協会主催の2年に1度の食の祭典・・
'サローネ・デル・グスト'に向った。

イタルクックはスローフード協会が母体の学校なので、
この食の祭典に行くプログラムはあるかどうか、
プログラムにない場合は、個人的に行ったとして、授業に間に合うかどうかを
私は、日本から何度か問い合わせたのだった。
今年を逃したら、次の開催年は2012年になってしまう。
イタリア出発前、最終的な授業のプログラムが送られて来た時、
プログラムの中に、Salone del Gusto Torino の文字を見つけた時は、
嬉しかった。
いよいよその日が来た。

学校のプログラムは、夜中の12時半に集合して、
夜行列車に乗り、朝着いたら、
日帰りで学校に帰るという過密スケジュールだったが、
初めての場所に、個人で行くことを考えると、
会場までの引率があったのはラッキーだった。

朝、トリノのリンゴットにある会場に到着。
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会場の見取り図を見ても、ものすごく広いことが想像できた・・
ほとんど眠ってないのに;気力は充実していた。
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試食が自由にできて楽しいと聞いていたが、その通りだった。
今まで見たこともない大きさのモルタデッラ(直径25センチ位?)
が目に飛び込んできた。
大きな拍子木切りにして、渡してくれた。美味しい~
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パルミッジャーノレッジャーノのブース。
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クラテッロ・ディ・ジベッロのブース・・このブースではさすがに試食はなかった。
でも、DOPマークや赤白のデザインのマークを確認したり・・
とにかく見て歩くだけでも楽しい。
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サンダニエーレの生ハムが並んでいるのを見るのも楽しい。
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この食の祭典は、買わないのに試食だけすることに、
全くこだわらない、寛容な雰囲気があった。
丁寧にスローに作られているものの美味しさをただ知って欲しい・・みたいな
雰囲気だと思った・・都合のいい解釈?いえいえ本当に。
勿論、商談もあちこちのブースでなされてマシタ~
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興味のあるブースで立ち止まると、ハムの作り方まで説明して
くれて、試食をすすめてくれる・・
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あまりに美味しいので、あれもこれも買いたくなるが、
飛行機の重量制限等など考えると・・断念せざるを得ない;
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でもペコリーノチーズの中に、抜群に美味しいものを見つけて、
1ホールお土産用に買ったりした。
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スローフードのカタツムリのマーク発見。
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この会場のいろいろな所で、生産者や識者などによる多くの食のセミナーも
開かれていた。
サンダニエーレの生ハムセミナーや
ワインのセミナー等、面白そうな講座がいくつかあったが、
事前に予約が必要なものもあり、時間に制約されそうだったので、
とにかく、のんびり見て回ることにした。

楽しい見学はさらに
つづく・・・
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by isolala | 2010-10-23 22:59 | 料理留学2010 | Trackback