2013年フィレンツェ滞在最後のランチ☆

旅行記

2013年11月12日 火曜日
フィレンツェでゆっくりできるのも今日が最後、
午前中はサンマルコ美術館に行き、
フラ・アンジェリコの世界に浸っってみた。
美術館入り口付近
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お昼過ぎには、Jさんと一緒に、予約していたリストランテ
Ora d'ariaに行った。
ガラス張りのキッチンに、ひげもじゃのマルコシェフが見えた。
シェフのお料理は1枚の絵のように見た目もきれいだと
分かっているので、お料理の色を正確に撮りたいと思い、
カメラの設定機能をいじっているうちに、
パンとオリーブオイルが登場
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パンの香り、オリーブオイルの魅惑的な色を観た途端
カメラの設定はあいまいなまま、食事優先。
やはり美味しいオリオ ノヴェッロ(新オイル)だった。
このオリーブオイルは、
若草やアーティチョークなどの野菜の香りがした。
トスカーナ州のオリーブオイルらしい、ピリッとした辛味が
パンチのある荒削りな印象で・・・この時季ならではの
絞りたてのオリーブオイルであることが分かった。
ひと口フォカッチャもやはり美味しかった。

次の一皿(以下の料理名は、素材を厳選するマルコシェフがつける
料理名が長くて、覚えられず;勝手な省略名とする)
☆トマトとブッラータチーズとノヴェッロオイル
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トマトは焼いてあるので、香ばしさと甘さがあり、
ブッラータチーズはフレッシュでミルキー・・・・
そこにパンチの利いたオリーブオイルがかかっていた。
シンプルな料理なのに味の組み立て方が
マルコシェフらしい・・と思った。
次は
☆鶏肉と卵の一皿
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トッピングはスライスしたなすの素揚げ。

次のリゾットには、アルバ近郊で採れた
香り高いトリュフが覆うように掛かっていた。(写真撮り忘れ)
最後のドルチェは
☆マチェドニアとヴァニラ風味のジェラート
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アイスに飾っていたいたのはヴァニラスティックと見せかけて・・・
実はチョコレートだという遊び心のあるもの。

最後にマルコシェフと少し話した。
僕の生徒だからと、今回もまた、
お心遣いしてくださった・・・
Jさんとの楽しい会話、美味しいお料理、
マルコシェフのお元気な様子も見られて
本当に楽しい時を過ごした。

翌早朝、フィレンツェの空港から6時過ぎの飛行機に乗り、
フランクフルトを経由して、無事に帰国した。

以上で、
2013年の旅行記を終わります。
今回の旅行もまた、それぞれの場所で、
食の探求をし、様々な経験をしました。
より一層、一期一会という言葉をかみしめながら、
おかげさまで、良い旅ができました。
食の探求として、現地で味わったもの、感じたことは、
イゾラーラ料理教室で生かしていきたいと思っています。
イタリアでお世話になった方々に感謝します。
そして、私を快く送り出してくれた家族にも・・
Grazie mille !
ほんとうにありがとう!

☆明日から通常の「食にまつわるあれこれ」日記に
戻ります。
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by isolala | 2013-12-10 23:52 | トスカーナ州2013 | Trackback

 2013年ルッカのオリーブ農園、収穫を見学☆

旅行記


11月11日  月曜日
今日は収穫を見学できる約束ができている・・
朝早く目が覚めた。
去年はルッカの他の農園を見学した。
ルッカのオリーブオイルが、個人的に気に入っているので、
仕事でもないのに、今年もまたルッカにやってきた。
ルッカのオリーブ農園に来る理由を強いて言うなら
それは「自己研鑚」のため・・・
オリーブの木を眺めたり実を観たりすると
ワクワクしたり、安らぎを覚えたりするので、
わたしにとっては楽しみのある努力・・なのである。
イタリア料理に欠かせないオリーブオイルについて、
自分なりの勉強をすることは、
イタリア料理の研鑚にもつながると思える。

カメラとメモ帳を持って別棟のリラママを訪ねた。
昨日と変わらず、優しい・・
リラージュを抱っこして、収穫をするところまで
連れていってくれた。
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それにしてもどこを見ても元気なオリーブ・・
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オリーブの木にはエコトラップをぶら下げているのが目についた。
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この農園はオーガニック農法でのオリーブ栽培をしているらしい。
エコトラップは、オリーブの木につく害虫「オリーブミバエ」を退治するものである。
簡単に言うと・・・オスのホルモンで、オリーブミバエをおびき寄せる方法で、
農薬を使用しない防虫法である。

朝9時前なのに収穫が始まっていた。
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リラママが「ブォンジョルノ トゥッティ!」と言うと、作業していた女性が
リラージュのそばに駆け寄ってきた「可愛いい、私のリラージュ、
おはよう~」と言ってほっぺにキスの嵐・・・リラママと私にも
朝の挨拶を交わすと、走って作業に戻った。

赤のシャツ姿のリラパパも作業の途中で、リラージュの顔を
ちょっとだけ見て、走ってまた収穫に戻った。
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収穫は時間との勝負・・・晴天の今日は収穫日和・・・
その様子を遠巻きにしばらく見学した。

リラージュがお腹が空いているようなので、オリーブの木の間を通って
一旦家に戻った。
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そしてこの時、オリーブの木などを時折撮影しながら
リラママとゆっくり歩きながらいろいろ話したのだが・・
その話の中で、驚くべき事実が!・・・といっても世間話の類なのだが、
リラママの人生だけではなく、私の人生をも考えてしまうような
話題があった・・・その話は長くなるので、また別の機会にするとしよう。

リラママが家に戻ったところで、今日は開いていた事務所から
若い女性が近づいてきた。
クリスティーナと名のった・・・昨日は案内できなくて、本当にごめんなさい。
急用があったと謝る・・・そうだ・・如才ない感じで謝る
クリスティーナさんに会って思い出した・・・
そういえば日本からメールを出した時、
オーナーのピエロさんからのメールで、
自分はアフリカに出張するけれどもクリスティーナが
案内するからという返信があって、
確認のメールも交わしていたのだった。
私は「ネパール人一家が本当に歓待してくれたから
満足している」と答えた。
本当にリラママがいてくれて助かった。

クリスティーナさんは主にワイナリーを担当しているらしく、
搾油所に連れて行ってくれた後は、そこの担当者にバトンタッチした。
そこで、オリーブの収穫から搾油までの行程の説明を伺った。
いろいろなことが確認できて、有意義だった。

収穫したオリーブが運ばれてくる場所・・
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枝や葉っぱが除かれたオリーブが輝いて見えた。
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今年の新オリーブオイル・・試飲させてくださった。
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・・若草の香り、オリーブの果実の香りが濃密で、
ピリッと舌をさす辛味と心地よい苦みがあった。
まだ、搾油途中なのでびん詰めが終わり次第、空輸するという・・・
少しだけ予約した。
楽しみに到着を待つことにしよう。

事務所に戻ると、クリスティーナさんに
美味しいワインも作っているので是非見学をと薦められ・・
ワインの説明を聞き、試飲もした。
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充実した時間を過ごした後、
リラママの家に別れの挨拶をしに行った。
家の玄関前の上り階段の下の方から
出発することを告げた。
リラージュは奥で眠っているようだ。

リラママは私と視線が合うと、「帰るの?・・」
と言ったまま、玄関から動かず、下を向いて無言になった。
私は、階段の下から「ありがとう・・・お元気で・・・」
とやっと声を出した。
お互い無言で手を振って別れた・・・

タクシーで駅に向かった。
リラママの寂しそうな顔がいつまでも
心に残った。


駅からフィレンツェまで、バスで1時間ちょっと・・・
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車窓を眺めながら・・・10日ぶりのフィレンツェに戻った。
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by isolala | 2013-12-08 23:17 | トスカーナ州2013 | Trackback

ルッカの新オリーブオイルとネパール人との出会い☆

旅行記


2013年11月10日 日曜日
朝早く、列車に乗って、ジェノヴァからルッカに移動した。

2時頃ルッカの駅に着くと雨が降っていた。
駅前からタクシーで「コッレヴェルデ」農園に行った
ここのアグリツーリズモを1泊予約していた。

雨の中、受付らしき所に着いたが人の気配がない・・・
もう一つ先の小さな建物に行っても誰もいない・・・
宿泊施設は他の場所なのかな・・・と不安に思っていると、
「こんにちは~私日本語話せます」と言う声が別棟の方から聞こえた。
私は、「あっここでいいんですね?ブォンジョルノ~
日本から予約したんですが、今日泊れますか?」
イタリア語と日本語を混ぜて言ってみた。
彼女は入口にあった傘をひらきながら
「私はネパール人です。私、あなた来るのを聞いて、
待っていました。今、鍵、開けます~」と言って
私に傘をさしかけながら、近づいて
宿泊する建物に連れて行ってくださった。

シーズンオフのアグリに他の宿泊者はいなかった。
「この建物、今日は誰も来ないから、台所も居間も部屋も
全部自由に使っていいです」
何だか不安になって、
「ちょっと怖いんですけど・・・」と言ってみた・・・
彼女は少し笑いながら「大丈夫です~ここには悪い人いません。
私は隣の家に夫と子供と住んでます。
困ったらいつでも何でも聞いてください」と、
ほとんど日本語を使って答えてくださった。

「あの~簡単な食事をするところはありませんか?」
と私。
「この施設にはありません・・・明日は月曜だから、
誰かいるけど、今日は休みだから車もないです。
1時間歩いたら、トラットリアがあります。
雨が降ってるから、行くのは大変です。
お腹空いてますか?
ランチは食べましたか?
まだだったら、私のうちに来てください。
もしイタリアの食べ物が良かったら、
パスタを茹でることもできます・・・
暖炉があるからあったかいです」と、
誘ってくださる・・・

強くく薦めてくださるので、「じゃあ、部屋に荷物を置いたら、
ジェノバのおみやげのバジリコのペストを持って
伺います」と好意に甘えた。

自分の部屋に行ってみた・・部屋からの眺めが素晴らしい。
雨は降っていても、暗くなく、空気が澄んでいて、清々しい。
手前のオリーブの木の向こう側にワイン畑も見える。
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下の写真は部屋から右に出たところ・・・突き当りが台所になっている。
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台所のところが玄関になっていて、一旦そこから外に出て、
別棟の彼女が住んでいる家を訪ねた。

ちょうどパスタが茹で上がったところだった。
赤ん坊が泣いていた。パスタをザルにとりだした後、
「リラージュ」と言いながら、抱っこするとリラちゃんは泣き止んだ。
リラと言う名前の9か月の男の子は、ちょうど人見知りをする時期なので、
ママから離れない。
私が抱っこしても
すぐにママの方へ戻ろうとする・・・
リラのお母さん(リラママと呼ぶことにした)は
リラージュ(ネパール語でリラちゃんの意味)を抱っこして、
片手でいろいろ用事をこなしている。

リラママは私が何か手伝おうとすると、
リラージュを抱っこしたまま
片手で暖炉の前の洗濯物をずらして、
「ここに座ってて下さい」と言う・・・
「汚い部屋でごめんなさい」と言いながら、
テーブルの上にお皿を広げるスペースを作った。

小さな子供を懸命に育てている、
生活感あふれる部屋・・なのに招いてくださった・・・
そういう部屋だからこそ、一層、感謝の気持ちが湧いた。

「昨日、オリーブの収穫を手伝ったら、おみやげにくれたオイル
もどうぞ、かけてください」
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きゃ~それは願ってもない幸運。
「それなら、まずは絞りたてのオリーブオイルをかけただけのパスタ・・
いただきま~す」
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若草の香りとオリーブそのもの香りと味、美味しい!

リラママが「茹でたスパゲッティ全部食べてね」と、
ザルごと渡してくれた。
100gくらい茹でたようだ・・・そんなには食べられない・・・
と思いながら、食べ始めると、絞りたてのオリーブオイルが
本当に美味しくて、さらにおかわりをして、
持参したバジリコペストをかけたのも
これもまた美味しくて・・・
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茹でたパスタをほとんど全部いただいてしまった
という大満足の食事だった。

丁度その時ネパールからスカイプ電話がかかってきた。
電話が終わって聞いたところによると・・・

リラママにはもう一人4歳になる女の子がいて、
その子はリラママのお母さんが本国で育てていると言う。
毎日スカイプで、話しているそう。
リラママは日本で3年間、東京に住みながら、横浜や埼玉など
いろいろなところでアルバイトをしながら
ホテル観光・サービス科?に通って勉強したらしい。

本国でご主人と結婚し、子供を育てていたが、3歳になったので、
自分の母親に預けて、1年前からご主人と一緒に、この農園の仕事を手伝い
始め、リラージュも生れた。
もう少しイタリアでがんばってから帰国する・・・
そんな話をした。

いろいろなことを頑張っているのに、明るくて、落ち着いた話しぶりで、
優しく穏やかな雰囲気をもっている。

イタリアという異国で、がんばっているネパール人の
リラママの人生が、深く印象に残った。

話しているうちに「今日は雨も降ってるし、寒いから、
夕食はネパール料理だけど食べてください」と
言ってくださった。
遠慮しすぎるとかえって心配するということも分かったので、
「じゃ是非、手伝わせて・・・ネパール料理教えてくださいね」
と言うと、彼女は「いっしょに作って食べましょう」と
にっこり笑った。

今夜6時頃にまたくることを約束して、一旦部屋に戻った。

部屋に戻ると暖房はないので、石造りの建物の寒さが身にしみた。
今日はまた特別寒い。
ベッドに入って暖をとるしかない。
毛布にくるまって書類の整理をしたり、本を読んだり、
窓の外の景色を見たりして過ごした。

6時にお土産のドルチェをもってリラママを訪問すると、
ご主人(リラパパ)がリラージュを抱っこしていた。
リラママはお料理に取り掛かっていた。
私は鶏肉を炒めたり、野菜を炒めたりするのを手伝った。
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リラージュが泣いたり、リラパパがあやしたり、
ねこちゃんに触りたがるリラージュをリラママが止める・・・
ひっかくのだそうだ・・・目が離せない。

そんな賑やかな中で、30分かからずに料理が出来上がった。
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一皿の中に、ごはん、鶏肉の炒め煮、付け合せの炒め野菜が盛られている。
栄養バランスも良く、香辛料が効いていて、本当に美味しかった。

リラパパがおしえてくださった食べ方・・・
ひよこ豆のスープにパンを浸して食べたりした。
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ほのぼのと和やかな楽しい夕食だった。
「リラージュ、バイバイ。また明日ね~」
挨拶して部屋に戻った。

さてさて、誰もいない建物・・・
鍵を開けて暗い建物の中に入っていくだけで、
胸がドキドキした。
とにかく電気をつけて、すべての窓の鍵をかけて回った。
臆病な私はジェノヴァで買った60センチの麺棒を
護身用にベッドの横に置いて眠った。

朝が来た。
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外が明るくなっていくのが本当に嬉しかった。
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by isolala | 2013-12-08 01:27 | トスカーナ州2013 | Trackback

2013年秋のフィレンツェにて③

旅行記

2013年10月31日 木曜日
朝早く、開館20分前のウフィツィー美術館に並んだ。
予約なしだったので、早めに行ったが、やはり既に列ができていて、
開館時間になったが、最初の入場集団には間に合わず、
次の回までさらに20分位待って入場した。

ウフィツィーでの時間は本当に楽しかった・・
(絵画などについての感動は、このブログでは
おさまりきれないので、割愛)
館内にあるカフェのテラス席に座った。
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ヴェッキオ宮の先端部分が観られて眺めが良い・・・
椅子にすわったまま撮影してみた。
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空が広い・・
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午後は中央市場に行った。
お昼時を少し過ぎていたので、ほど良い混み具合だった。
イタリアの市場で、カルチョーフィやフィノッキオを見かけると
その新鮮さや、安さに驚き、思わず撮ってしまう。
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左端「フィノッキオーナ」をはじめとして美味しそうなハムがずらり。
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時節柄、きのこもたくさん見かける・・
・乾燥ポルチーニ
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惣菜屋さんで見かけた
・ポルチーニのオイル漬け
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人気店のネルボーネもあった。
市場の中だけあって、生野菜のサラダも美味しそうだが、
ここにきたらやはりランプレドットのパニーノなんだろうな・・・
迷っていると何にする?どれも美味しいよと威勢の良い声・・
「ランプレドットを少しだけ食べたいんだけど、私には量が多すぎる・・」
と答えたら、「それならパニーノより皿盛りがいいよ」と
市場のお兄さん(といっても50代位?)の声に、
「じゃあそれを少しだけ」と答える・・・
「ギリシャ風サラダもお願い」と、大きな声で言ってみた。
お兄さんは「Si~」と言って、テキパキとトレーに盛りつける・・
お肉の量がまだ多いけど・・・とにかく食べてみよう~

トレーを受け取って、相席テーブルでいただいた。
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美味しかったが・・・やはり・・そんなには食べられない;
・・残してしまった。
トスカーナの郷土料理の探求を頭に置いて、食生活を送っていると、
何となく生野菜を食べたくなるからか・・・サラダは完食。
・ギリシャ風サラダ
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夜はトラットリアに行った。
・マルタリアーティ トマトソース
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・カルチョーフィのフライ
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充実した1日に感謝・・・Grazie mille!
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by isolala | 2013-11-23 23:31 | トスカーナ州2013 | Trackback

2013年秋のフィレンツェにて②

旅行記

2013年10月30日 水曜日
フィレンツェ滞在2日目
早朝、SITA社のバスに乗って、グレーベインキャンティーに行った。
車中、トスカーナの風景をのんびり眺めながら・・・
1時間弱で到着。
バスを降りて、5~6分歩くとMatteotti 広場に出た。
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広場の周りのアーケードにはエノテカ、お花屋さん、おもちゃ屋さん、
黒鳥がモチーフのキャンティーグッズのお店や床屋さんなどもあって、
何だか歩くだけで楽しい。
朝10時半過ぎ・・・観光客はチラリホラリ、のんびり歩いていると
看板娘のイノシシさん?に引き寄せられてお肉屋さんに入ってみた。
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中に入って気が付いたが、ここはイタリアでは名の知れた老舗のお肉屋さん
「faroni」だった。
試食用のサラミをおつまみにしてワインを試飲しているアメリカ人?
らしき5~6人のツーリストに紛れて、ゆっくり店内を歩いた。
写真を撮る雰囲気ではなかったので、おとなしく見学。
ハムやサラミの品ぞろえは老舗の風格を感じる品揃え・・・
お土産用のハムやサラミのスライスが小パッケージにして並んでいる・・・
チンタセネーゼの文字も発見。
サラミ好きな家族にイノシシのサラミを買って帰りたかったが、
まだ旅は始まったばかり・・・
「血圧が上がっても困るしね」と思い直してあきらめた。

ブラブラ歩いていると「100種類以上のワインが試飲できる」
らしいエノテカ発見・・・吸い込まれるように入場。
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ここは、割安のプリペイド式カードを買って、試飲できるしくみ・・
カードを差し込んで、試したいワインの上のボタンを押すとワインが出てくる・・
これは楽しい。
一番少ない量のボタンを押してみた・・・一回の量は上の写真位。
少量だったが3~4回飲んだらほろ酔い気分になった。

すきっ腹で飲んで倒れてはいけないワ・・・おつまみを頼んだ。
キャンティーと言えば・・・やっぱり肉系かな~
生ハムを頼んでみた。
店員さんが、板状のお皿に塩気のないトスカーナパンを置いて、
その場で薄くスライスしながら、フワリ、フワリとのせていく・・
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これがびっくりするほど、キャンティーワインと合って
美味しく、最後まで楽しめた。

その後広場に戻った。お昼も過ぎて観光客も少し増えたようだ。
アーケードの端っこの軽食のお店に座って広場を眺めながら・・・
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トスカーナに来たらこれを食べなきゃと即座に注文したのは、
☆Ribollitaリボッリータ
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大きなお鍋に、いんげん豆や黒キャベツなどの野菜や
固くなった残り物のトスカーナパンを投入して作り、
温めなおしては繰り返し食べる家庭料理・・・
トスカーナの家庭の台所が心に浮かんだ。
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生ハムとワインの〆にぴったりだった。
途中でトスカーナのオリーブオイルを垂らすと、若草の香りやかすかに辛味と
まろやかさが加わって、最後まで美味しくいただいた。

帰りのバスにのんびりゆらりと座って、フイレンツェに戻った。

・暗くなる前のアルノ川
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夕食は、ホテル近くのリストランテに行った。
・季節のポルチーニのタリアテッレ
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・牛肉のペポーゾ
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ペポーゾは文字通り、たくさん胡椒を入れる料理だが、
それにしても思いっきり辛くて涙ぐんでしまった。
少量でも、塩なしトスカーナパンと、これだけで、
空腹を満たせるように工夫された
所謂、「クチーナ・ポーベロ」が基になっている
お料理であることを実感した。


今日も充実した1日になった・・・Grazie mille!
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by isolala | 2013-11-21 23:13 | トスカーナ州2013 | Trackback

2013年秋のフィレンツェにて①

旅行記
2013年10月29日 火曜日
羽田空港から夜中1時10分発のルフトハンザ航空の便で、
フランクフルトを経由して、フィレンツェの空港には現地時間の
朝9時頃到着した。
今回、この便を選んだのは、格安航空券であることの他に、
フィレンツェにスーツケースを置き、研修先を周って、
最後にまたフイレンツェから帰国することが
できる点を優先した。
というのも、昨年までは、自分なりの研修内容を
ぎっしり詰め込んだ計画を立て、限られた日数で目的を果たすべく、
各地を周っていたが、その都度、スーツケースの移動が大変なのだった。
ローカル線の駅などの長い階段をスーツケースを抱えての移動で、
がんばりすぎてしまい・・・気が張っているイタリアでは何とかやり過ごしても、
帰国してから無理したことを文字通り、痛感するのである。
今年は意を決して、自分の体調管理を優先し、フィレンツェで少し休むという、
余裕のある計画にしたのだった。

家族と離れ、一人でイタリア研修をしていると、実のところ・・・
観光のようなことは、ほとんどしないで帰国することもある。
家族を置いて、イタリアで「学んでいる」ことは許されても、
仕事と直接関係のない美術鑑賞や観光など、
「遊び」の範疇にあることは、何となく
後ろめたさや淋しさを感じてしまって、心からは楽しめず
「いつか家族といっしょに・・・」と思い、
料理関係最優先の計画になっていた。
家族は、せっかく行くんだから楽しんでくるようにと
毎回送り出してくれていたのだが。

そうこうしているうちに、少しずつ私も自立して?
一人旅でも、いろいろな楽しみを見つけられるようにもなった。
そして今年、年齢的にも節目を迎え、自立宣言?をした・・自分にむかって。
今回は、料理関係以外の時間を成り行きに任せず、
気になっている美術館などに行く時間を
きちんと作るようにしたのだった。
というわけで、

初日、
荷物をホテルに預けて、フィレンツェ市内をのんびりと散歩した。
午後は、ピッティー宮の前にあるフローレンスモザイクのお店
「Pitti Mosaici」に行った。
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お店の中には額におさめられた「フローレンスモザイク」が
ディスプレイしてある。
一見1枚の絵のように見えるが、貴石をはめ込んで作るフローレンスモザイク・・・
花、鳥、建物などいろいろなモチーフのものがあり、
一枚一枚、伝統的な細工技法を駆使した素晴らしい作品が並んでいる。
例えばバラの花びらや1枚の葉っぱ、空などのグラドュエーションは、
何枚かの貴石を組み合わせて表現されていて、
そのつなぎ目をさがしてみるのも楽しい・・・
勿論どこでつながっているのか不明・・・気品があって本当に美しい。

お店の中にはフローレンスモザイクでできた
テーブルの天板部分などの大きいものもある。
床にフローレンスモザイクを嵌め込むというような豪勢な受注もあるのだとか・・・
贅沢だな~こんな美しいフローレンスモザイクの床は踏めないわね~美しすぎて。
それにしても、こういうものを壁や床に使ってみようという発想には、
積極的に生活空間を楽しみ、豊かにしていこうとするパワーを感じた。

マエストロから弟子に、あるいは子供に継承し、
未来にも伝えられてていくべき職人の匠の技・・・
イタリアの芸術文化の厚みを感じた。
店内は写真撮影がはばかられたので、
上の写真は外から1枚だけ撮ったものである。

さて夜はフィレンツェ在住のJさんに、地元の人たちに人気のある
家庭料理のお店に案内していただいた。
トスカーナ州らしい料理が並んだ。
☆パッパルデッレ チンギァーレのラグーソース
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☆煮込みトリッパ
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☆ピンツィモーニオ・・・
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写真では見えにくいが、セロリやフィノッキオ、カルチョーフィが
洗ってあるだけで、大きいまま。塩とトスカーナの美味しいオリーブオイルをつけて、
4人でシェアしてバリバリ食べた。ワイルド感があって楽しかった!

地元の人たちで賑わうお店での夕食は、
話も弾んで楽しかった☆
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by isolala | 2013-11-19 23:57 | トスカーナ州2013 | Trackback

無事に帰国しました。

今回の旅は、羽田からフランクフルト経由でフィレンツェに入り、
ここを拠点にして、フリウリヴェネツィアジューリア州→ヴェネト州→
ウンブリア州→リグーリア州の料理を学んで、フィレンツェに戻り、
おかげさまで、無事に帰国しました。
下の写真は、フィレンツェの滞在が、たとえ1日だけでも必ず見に行く、
アルノ川と(曇っていたのですが、それはそれで良いのです~)
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サンタ・マリア・ノヴェッラ教会・・・どの角度からでも美しいのですが
広場のベンチに座って、ぼんやり眺めるのも好きです)
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勿論ドゥオーモとサンタ・マリア・デル・フィオーレは、
どこに行くにも、目印に仰ぎ見ていますが・・・フィレンツェは、
時空を超えて、圧倒的な美しさで迫ってくる芸術に囲まれていて、
毎回歩くだけで感動して、気分が高揚します。

今回はホテルにスーツケースを預かっていただき、
少しだけ身軽になって、いろいろ周ってきました・・・
たまった用事に取り掛かり、いただいたメールに返信をすませ、
少しずつアップしていきますね☆
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by isolala | 2013-11-17 14:24 | トスカーナ州2013 | Trackback