’17夏 モリーゼ州にて① アグリツーリズモの夕食☆
旅行記:
2017年7月30日
夕方、モリーゼ州のチェルチェマッジョーレという地域にある
アグリツーリズモ(農家体験型宿泊施設)に着いた。
主要都市のカンポバッソ県から約20キロ南に位置する。
これまでイタリアの田舎に滞在したことは
何度かあるが、ここまでの田舎は初めてである。
BSテレビ番組の「小さな村の物語」に
出てきそうな・・とにかく
丘陵地帯にポツンと存在するアグリに着いた。
今夜はアグリの厨房で、
何か1品モリーゼ州の郷土料理を教えていただきたいという
希望を事前のメールのやり取りで伝えていた。
この家族経営のアグリは、
環境に配慮しながら優良食材を生産していて、
この地域の代表農家として、
バンディエラ ヴェルデBandiera Verde
という賞をもらっているということだった。
今日は、アグリの裏手にある会場で、
小さな結婚披露宴があり、
マンマはその準備で忙しそう。
パーティーのメイン料理は羊肉などの
炭火焼き料理ということだった。
私は、夕方からアグリの階下にあるバール兼オステリアの
厨房に入り、見学させていただいた。
途中、マンマがラビオリを運んできた。
「朝、ラビオリを仕込んだから、宿泊客の
夕食用に・・・」など、息子さんのピノ氏と打ち合わせ。
そして、私には「今夜は、広い台所が結婚パーティでごったがえしているから、
よかったら、こちらの厨房で、チーズのポルペッティーネをピノといっしょに作る?
モリーゼの料理だから」と言ってくださったので、すぐに手伝い始めた。
ピノさんとスタッフの女性はとても手際よく親切だった。
自家菜園のきゅうりは、大きいので大味かと思いきや、濃い味で甘みがある。
チーズのポルペッティーネは・・
・・炒めた後、トマトソースで煮込む。
この料理は、イタリアの料理学校で、
アブルッツォ州の郷土料理として習ったものだった。
モリーゼ州の北西に位置するアブルッツォ州とは1964年以前は
同じ州だったのだから、似た料理もあるようだ。
アグリの宿泊客(3組)の料理を作り終わったので、
私もお料理を運んで食卓についた。
☆自家製生ハムなどの前菜
☆ラグーのラビオリ
そして、マンマが結婚披露宴会場の台所で焼いて運んでくださった
☆羊の串焼き
☆食後の自家製フルーツ
モリーゼ州の食にふれ、楽しい時をすごした。
食後、このアグリのパパの70歳の誕生日祝いをするからいっしょに
飲もうとのお誘い・・・
1日の疲れが出たからか、時差の影響か
椅子に坐わっているのもつらくなってきたので、
折角だったけれど、部屋に戻り就寝。
旅行記つづく・・・
by isolala | 2017-09-15 03:49 | イタリア旅行’17 | Trackback