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フィレンツェのリストランテで☆

旅行記のつづきです。

2011年9月13日火曜日
フィレンツェの町を散策した後、リストランテ’ora d'aria’
に行きました。
数時間前にシェフのケータイにTELして「私は昨年、マルケ州の
イタルクック(料理学校)でトスカーナの伝統料理を習った
isolala ですが、今フィレンツェにいます・・・」と言うと
「あ~チャオ!コメスタイ?(元気?)」と聞き覚えのある声。
「今夜7時に娘と2人、席を予約できますか?」と聞くと
「スィー、チェルト!(はい、勿論!)でも時間は7時半でいい?」
「スィー、チェルト!ありがとう、では後でね」
と答えて電話をきりました。
お店はポンテヴェッキオからシニョーリア広場に向って歩いて行く途中、
道を1本入ったところを歩いているうちに見つかりました。

お店に入ると厨房が見えました。「あっマルコシェフがいる・・・」
彼にトスカーナ料理を習った頃の様子は以前にアップしましたが
約1年が過ぎようとしています。
1年前に比べると髪の毛と髭が伸びていましたが、すぐに分かりました。
厨房の中にはマルコシェフの他に5~6人の料理人が見えました。
メニューはコース料理になっていたので、カメリエレに、「コース料理は
量が多いので食べられないと思うので、アラカルトでもいいですか?」と言ったら
「ちょっとお待ち下さい」と厨房の入り口に行き、シェフと何やら話して戻ってきました。
「コース料理を少なめに持ってきますので、それでいかがですか?」と言われたので、
お任せしました。
厨房に目を向けるとシェフがこちらを見てにっこり微笑みました。
それからは、あっという間に満席になり厨房は忙しそうでした。
数時間前にいきなり予約したのは、けっこう強引だったかもしれません・・;
見渡してみると、落ち着けて厨房も見える一番良い席に案内されたことも
分かりました。マルコシェフに感謝です~

飲み物は未成年同伴なのでガス入りミネラルにしましたよ~
コースの料理名を見逃していたのでお料理の名が分からないのですが・・
まず最初に
☆うにとアスパラのスープ仕立て
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このスープは魚介の出汁がでていて、とても美味しい一皿。
そして、パン代わりのフオカッチャがまた美味しかったんです。

☆リガトーニ・蟹のソース
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蟹がていねいにほぐされていて旨味がパスタに絡まっています。
☆いかのロースト なすのプレとぺぺローニ風味のソース
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☆ホタテ貝のソテー インゲン豆のソース
EXVオリーブオイルがトスカーナ産の特徴のピリッと辛くて
フルーティーで、このお料理を引き立てています。
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☆豚肉のソテー 2種のソースとビエトラのソテー
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この豚肉はていねいにじっくりと火を通しているのに柔らかく、
燻製のようなしっかりした味が付いています。

ドルチェは
☆カップケーキとスイカのソルべとセミフレッド
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カッフェルンゴと向こうに見えるのは
小菓子とストレートティー
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全てを美しく盛り付けていて、新鮮な素材を使った美味しいお料理でした☆
しかも、お会計の時、それはないでしょ~っていう位、リーズナブルだったんです。
帰るときに「出口の所にシェフが来ますからお待ち下さい」と言われました。
忙しそうな厨房からシェフが出てきて、
忙しさを見せずに挨拶してくださいました。
「すっごく美味しかった!すごくサービスしてくださって・・・
本当にありがとう」というと、「今日は本当に来てくれて
嬉しい。こちらこそありがとう」と満面の笑みを返して下さった。
「明日からカラブリアに行く」と伝えると、「あっカラブリア出身の子がいる・・・」
と言いながら厨房に向ってその子の名前を呼ぶと修業中という感じの若者が出てきて、
ちょっと挨拶してくれて、忙しい厨房に戻って行きました。

「忙しそうだけど一枚だけ写真とってもいいですか?」とシェフに聞くと、
「勿論、ちょっと今太ったんだけどね」と答えました・・・
前も今も良い感じです~と言いたかったんですが、
言いそびれてしまいました。
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上の写真、私と娘の所はカットして、シェフの写真のみ
アップさせていただきますね~

帰り途、回廊の中で何人かが楽器を奏でていて・・心地よい響きでした。
ふと見ると手前に猪の像が・・・
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鼻は皆が撫でるらしく光っていました。
猪君の口の所にコインを置いてみました。
またこの地に来られますように~
二人で何故か神社参拝の様なお辞儀をしてしまってから
笑ってしまいました・・☆

明日はカラブリアへ向います。

その様子は次回また~

by isolala | 2011-10-09 00:08 | トスカーナ州2011 | Trackback