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いわしのベッカフィーコ☆

今月のセコンド(メイン料理)はいわしのベッカフィーコという
シチリアの伝統料理です。この料理名の由来には諸説あるようです。
いわしを開いて詰め物をしてくるくるっと巻いた料理が
野鳥のベッカフィーコに似ていたので、その名になったという説や
ベッカフィーコという野鳥に似せて、作ったのが始まりという説もあるようです。
その昔、狩りを楽しむ貴族の間で、いちじく(fico)をついばむ(beccare)
ベッカフィーコという野鳥料理が一時期、流行したそうです。
庶民は、そんな高級なものは食べられないので、身近にあるいわしを鳥に見立てた
☆いわしのベッカフィーコ という料理が生まれたのだとか。
そんなお話もさせていただきながら、今月のイゾラーラ料理教室は
芝エビやいわしの地味な下処理をしながらも、楽しく盛りあがっています(笑)

いわしは6月頃から魚屋さんで見かけていたんですが、8月も後半になってから、
スーパーにも毎日のように並んでいます。10月いっぱい位までが旬だと思いますが、
大きいスーパーでは冬にも見かけましたし、今は下処理をして開いたのが並んでいます。
でも・・一応、今月のお教室では、いわしの手開きの仕方をお教えしていますよ~
初めてトライした方は思いの外、簡単だと言う方が多いですが、
中には、難しいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
無理に自分でさばかなくても、処理済みのものを買ってきても
全くかまわないと思います。
美味しいいわし料理を作ったり、食べたりしているうちに、
時には、自分で下処理をしてみる気になったりするものだと思います。
というわけでいわしに詰め物をして巻いた
☆ベッカフィーコ
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上の写真はオーブンに入れる前のものです。

容器にベッカフィーコを並べ、余ったところにトマトなど置くと
焼き野菜も一度にできますよ~
いわしのベッカフィーコ☆_a0154793_11321187.jpg

出来上がったものをそのままテーブルに出しても良いですし
下の写真のように
銘々に盛りつけてもいいですね・・
いわしのベッカフィーコ☆_a0154793_11395225.jpg



さて、
今週からイタリアに食の研修に行ってきます。
前半はトスカーナ、後半はカラブリア州とカンパーニャ州を周ってきます。
9月末には旅行記など、アップしますので、
またお立ち寄り下さいね~☆

by isolala | 2011-09-05 09:36 | 教室の様子・メニュー | Trackback