サローネ・デル・グスト2010 ②
サローネ・デル・グストの会場で、試食、あるいは買って食べるもの
全てが美味しいのは何故だろう・・
(最初に、自分の好きなものを選んでいるから美味しく感じるという面はあるが・・)
それは、この食の祭典がスローフード協会のプロジェクトだから、と言えそうだ。
国際市場に向けて、スローフード協会が自信を持って推奨するものであり、
素材へのこだわり、手作りによるスローな生産過程を経ている、
美味しさであるのかもしれない。
そして、一見地味なリンゴや野菜などが、
'プレシディオ'(消滅していきそうな伝統的な食や食材、ワインなどを
スローフード協会が守り伝えるべきものとして承認し、保護しているもの)
として、並べられているのも興味深い。
下の写真、ケースにNizza Monferato産のkardo gobbo
と書いているのが分かる。
いつまでもこの場所を離れたくないと思いながらも、11時に入場して・・
さすがに夕方まで居ると、だんだん疲れてきた。
そろそろ退場を意識しながら・・もう少し回った。
パスタやパッケージを眺めるのも楽しい。
いろいろなパスタに混じって、
スペルト小麦の粉で作った乾燥パスタなどがあるのも、
スローフードらしいと思った。
元気の良い南イタリアのトマト。
オリーブオイルも見つけると、試飲。
結局トスカーナ産の今年収穫のEXVオリーブオイルや
小さい壜の他のオリーブオイルなども買った。
カンパーニャ州では、グラニャーノ産のパスタがいろいろあって楽しい。
パスタのオーナメントを飾ったクリスマスツリー
このポスターの男の人が持っている、
「ラ・リカリカ デッラ カッカヴェッラ」というパスタもお土産に買ってしまう。
日本では見かけたことがないパスタだ・・
壊れないように、気を付けて持って帰らなくっちゃ~
ジェラート屋さんを見つけたので、
元気を取り戻そうとジェラートを食べて、
余力を残して、この会場を後にした。
今日はもう一つ、行きたいところがあったので。
トリノ、リンゴレットの夜は・・・
つづく
by isolala | 2010-10-23 23:00 | 料理留学2010 | Trackback